齋藤染物店のこだわり
守破離がものづくりの原点
明治6年に創業した齋藤染物店。140年余りの間『藍』の“のれん”や“袢天”で秩父の祭り・商店を支えてきました。そんな齋藤染物店の原点は、「守・破・離」の精神でモノづくりを行ってきたことです。古きを守り新しきにチャレンジし続ける、それが齋藤染物店の変わらないモノづくりです。
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齋藤染物店が長年にわたり秩父の地で愛されてきたのには理由があります。それは、伝統を守り続けてきた“決してブレないモノづくり”の姿勢。『藍』本来の深みある色合いは、どれだけ道具や機械が発達しても、手作業でしか出すことができません。『藍』に向き合い続けてきたからこそ、「伝統を守り続ける」という選択ができるのだと思います。
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一方で、時代の移り変わりとともに、お客様のニーズも多様化し、その度に時代に合わせたモノづくりを行ってきました。伝統を守りつつ、柔軟性を持ち合わせたモノづくり。つまり、「温故知新」であることが、今の時代でも人びとに愛される『藍』を提供し続ける秘訣だと言います。 伝統的な手法一本で突き進むのではなく、時代やニーズにあったモノづくりこそが、真の顧客満足と考えています。
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伝統を守る“堅さ”と時代に合わせる“やわらかさ”。これが 齋藤染物店が成長し続けてきたポイントであることは間違いありません。そして、齋藤染物店はさらに先を目指すフ ェーズを迎えています。なぜ『藍』なのか、なぜ「秩父」なのか。あえて、原点に対する“問い”を自分たちに投げかけ、ストイックに現代における『藍-ai-』を見出すべくモノづくりを続けています。